夏、ブラックバスは夜更かしする…
スマートルアーの代表、bozeです。
ルアー釣りに役立ちそうな科学論文を探している中で、ちょっとおもしろい論文見つけました。
原題を直訳すると、「止水域での水面下テレメトリー(遠隔測定)で測定されたブラックバスの移動」。超音波発信機をブラックバス(オオクチバス)につけて、1年間、測定したのだそうです。
前文には、こんなことが(原文をフルで読むのにはラーメン5杯分くらいのお金がかかるので我慢。でも読みたいw)。
・水温が移動範囲を決める唯一の要因のようだった
・春と秋には、日中の移動が多かった
・夏の水温が高い時期に近づくにつれて、夜の移動が増えた
・最も活動的だったのは3月と9月。逆に、最も動かないのは12月と1月だった
ブラックバス、夜も動くんですね。知りませんでした。
bozeは札幌在住なので、ブラックバス釣りはできないんですが、
トラウトは実は夜も釣れます。というか、夜になるのを待って、一気にライズしてくることがあります。
暗闇の中、ヒグマのいる森を流れる川で、ブユやヤブカにたかられながらルアー投げてるのは、いろいろな意味でタフです。
■原文、原題などはこちらです。
Transactions of the American Fisheries Society
Volume 104, 1975 - Issue 4
Movements of Largemouth Bass (Micropterus salmoides) in Impounded Waters as Determined by Underwater Telemetry
Robert L. Warden JR & Wendell J. Lorio
http://dx.doi.org/10.1577/1548-8659(1975)104<696:MOLBMS>2.0.CO;2
■エビデンス(再現可能な、客観的な情報)に基づいたサカナの面白い話を紹介してくれる方、歓迎します。論文、すごいブログ、人など、幅広く教えてください。
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サカナの気持ちが分かるなら
釣りを始めたばかりの頃。たくさん本や雑誌を読んで、釣り人のブログを延々と見ていた。
出かける前の晩は、いろんな釣り方がアタマの中を駆け巡って、寝付けない。夜明け前に釣り場に着いて、ロッドを振る。アタリなし。
ルアーを変え、アクションを工夫し、ポイントを変え、考え付くことを全てやってみても、反応なし…
そんなとき、サカナの気持ちが分かるなら、と思う。
何百年も前の釣り人も、同じようなことを感じていたかもしれない。
「水の中のことだからしょうがない」。確かに。
でも、今なら、少しはサカナに近づけるかもしれない。
まだ手探りかもしれないけれど、何人かの釣り人は、方法を発見しつつあるように見える。
研究者も、おもしろい発見を積み重ねている。
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