釣りを科学する会社

株式会社smartLure公式ブログ--Making anglers' dreams come true--

釣りの科学

魚と人の交差点〜吉田博士の釣りの科学001 水温上昇が魚の食いを促す

朝晩の底冷えも緩み、日中には日差しや風に春の訪れを感じる今日この頃。私たちの感じる「春」は、気温として肌に感じられる温かさそのものといっても過言ではない。一方で、水の温かさにも春は表れる。 水ぬるむ頃や女のわたし守 蕪村 古くは江戸時代から、…

魚のスレを科学する5 野生のイワナ 大物ほど釣りやすい?

「大きな魚を釣りたい」 釣り人なら誰しも抱く夢だろう。都会暮らしで身近に釣り場の無かった私もそうだった。釣りに興味を持ち始めたばかりの小学生時代の私を魅了したのは、画面の向こうに広がる「海」にひそむ「ぬし」と呼ばれる巨大な魚たちであった。魚…

魚のスレを科学する4 腹ペコなサカナは釣りやすいのか?

*本文とは関係ありません。 年末年始に、普段はあまり観ることのないテレビをつけてみると、グルメ番組が流れていた。次々に映し出される美味しそうな食べ物の映像は、食後に観る分にはなんともないのだが、空腹時には、食欲をかき立てられる。「空腹は最高…

魚のスレを科学する3——ブラックバスがスレないエサは?

*本文とは関係ありません。 先日、小学生の頃に何度か訪れていた釣り堀の近くを通りがかり、二十数年ぶりに様子をのぞいてみた。土曜の昼下がり、4面の池に5–6組の釣り人たちがおり、思い思いに釣り糸を垂れていた。ふと気づくと、別々の場所で釣っていた3…

魚のスレを科学する2 魚は”釣られた経験”を記憶している

魚が好きで、釣りも好きな私にとって、水族館と並んで、生きた魚を身近に感じられるのが釣り堀だ。日頃から自然の中で釣りをしている人は、「釣り堀なんかで釣って何が面白いんだ」と思うかもしれない。しかし、限られた場所、時間、道具立ての中で、釣り堀…

魚のスレを科学する1 釣りにくい魚、釣りやすい魚

川や湖で、岸近くを泳ぐ魚を見かけることはないだろうか。目の前にエサを落としてやれば簡単に釣れるだろうと思い、実際に釣り糸を垂れてみると、見向きもせずに通り過ぎてゆくばかり。このように、「魚がいるにもかかわらず釣れない」ことはよくある。特に…

バスのご馳走ってなんだろう?

スマートルアーのシャチョー、岡村です。 この夏は、札幌の豊平川でニジマスのトップゲーム(セミルアーを流すだけ)を満喫しました。楽しかったなぁ。 でも、8月半ばから、全然反応しなくなってしまいました。夕マヅメに出てくるムシ(カゲロウ、ガ)が激減…

琵琶湖のブラックバスは、スジエビが大好物(な時もある)

こんにちは。 スマートルアー代表のbozeです。 トラウト釣りをするときはシングルのマイクロバーブのフックを使っています(バーブレスだと、バラシが多いへたくそですw)。 ほとんどはキャッチ&リリースですが、エラとかアタマの辺りにフックが深く入って…

ブラックバスの目は、赤に反応しやすい

こんにちは。 スマートルアー代表のbozeです。 先日、支笏湖でカヤック・フィッシングをしたのですが、朝マズメ&夕マズメのベスト(と思われる)時間帯にも関わらず、あたりすらなしのボウズ。表面水温が20℃と高すぎることとも関係しているかもしれません。…

ブラックバスは28℃が好き

スマートルアーの代表、bozeです。 サカナは水温にものすごく敏感な気がします。よくニジマスを釣りに行く川では、日によってぜんぜん、活性が違います。 水温が、1週間のうちに5℃くらい、変化していることが原因なんじゃないかと思っています(最近、激しい…

夏、ブラックバスは夜更かしする…

スマートルアーの代表、bozeです。 ルアー釣りに役立ちそうな科学論文を探している中で、ちょっとおもしろい論文見つけました。 原題を直訳すると、「止水域での水面下テレメトリー(遠隔測定)で測定されたブラックバスの移動」。超音波発信機をブラックバ…